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投稿日: 2007/11/25(Sun) 21:51
投稿者ゆっきぃ  <hora_sashinobetekurerutegaaruyo@yahoo.co.jp>
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雨が降っていました。
大雨でした。
空は晴れていました。
雫が頬を伝いました。

大好きでした。
離れたくありませんでした。
けれども、
前へ進まなければなりませんでした。

なびくカーテン、少しだけ冷たい風
美術室の香り、数え切れない本
誰も通らない非常階段…。
全てが愛しく思えました。

静かな廊下で徒競争。
風景がいつもと変わっていました。
切れる息。
競っていたのは他の誰でもない自分でした。

涙と汗の思い出。
広いグラウンド、人気の無い体育館。
1つのことに一生懸命でした。
最後には笑顔がありました。

ふいに響いた声。
誰ですか?
分からぬまま、声の主はもう1度言いました。
「あなたは、何をしたいの?」

声の主はいつの間にかどこかへ行ってしまいました。
取り残された私。
疑問を感じました。
「私は、何をしたいの?」

…―――私は、
  何をしたいの?―――…

急に曇り始めた空。
座り込む私。
視界は閉ざされた…。
涙は流れませんでした。

「何しているの?」
会いたかった、あなた。
笑顔で差し出された手。
自然と握る、私。

曇り空は晴れて
風が心地良い。
空では、
天使の梯子がかかりました。


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- ゆっきぃ 2007/11/25(Sun) 21:51 No.8987
     ├ Re: 道 - 雪月華 2007/11/26(Mon) 15:11 No.8988
     └ Re: 道 - 彩菜 2007/11/26(Mon) 21:58 No.8990


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