| | いつも意地張っててごめんね。私は、遥が大好きだよ。 たくさん悪口言ってるけど、一緒に話し合える人なんて、遥以外いないんだ。 遥のおかげで、学校がとても楽しくなったよ。 文化祭、遥が"射的"ってアイデア出してくれたから、順調に進められたんだよ。 もう、君には会えないけれど。 君がいなくなった、あの日。私は、悲しくて何もする気になれなかった。 ご飯も、ゲームも、勉強も、歩く事も。 心にぽっかり穴が開いてしまった様。深く、暗い海に、一人沈められた様。 そんな時、少し、元気になれたのは、あの、赤いマフラーのアヤノちゃん。 深く私の話を聞き入れてくれたんだ。 遥の良いところも、いっぱい知ってくれたよ。 怖くてふるえが止まらなかった。それまでは。 だけど、アヤノちゃんと話したら、震えが止まった。恐怖心が、少しへったんだ。
ごめんね、アヤノちゃんの話になっちゃった。 最後にもう一度いうよ。 "私は、遥が大好きです。" |